世田谷区 下北沢駅徒歩1分の心療内科・精神科 メンタルクリニック。土日も診療。うつ病、不安障害、パニック障害、発達障害など心の専門クリニックです。

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Vol.3 こころの不調に気づくための方法


ストレスが過剰になってしまったとき、心の不調にはどのようにしたら早めに気づくことができるでしょうか?
ストレスが溜まってくると、一人ひとり現れ方は異なるものの、心身や生活に様々な形で反応が出てきます。自分のことを客観視するのはなかなか難しいかもしれませんが、例えば以下のような項目を確認してみると、わかりやすいかもしれません。

セルフチェックをしてみましょう

①睡眠が乱れていないか
②イライラ・不安で困っていないか
③気分の落ち込みを感じていないか
④体調がすぐれないと感じていないか
⑤不注意やミスの増加など、集中力の低下はないか

それでは1つ1つの項目をもう少し詳しく見ていきましょう。

睡眠が大切な理由

まず、睡眠が適切に取れない状態は、疲労が蓄積する原因となります。睡眠には、「脳や身体の休養」「疲労の回復」「免疫機能の向上」「記憶の定着や感情の整理」「ホルモンバランスの調整」など多くの重要な役割があるとされており、体内リズムを良い状態に維持するためにも役立っています。

気分と身体の関係

また、イライラや不安、落ち込み等、気分が不安定な状態が続いていると、脳はそれを「危険な状態」であると認識してしまい、結果として、自律神経系をつかさどる交感神経と副交感神経の働きのバランスが崩れやすくなります。
交感神経が優位な状態が続くと、心身が過剰に緊張した状態になり、頭痛や腹痛、めまい、嘔気、等といった身体の不調につながってしまうのです。不思議だと感じるかもしれませんが、心と身体は密接にかかわりあっているのです。

集中力の低下を感じたら・・・

また、ぼんやりと悩み事が頭の中をめぐっているような状態のときは、集中力が低下しやすくなります。思ったように仕事や勉強が進まない、ミスが増えてしまったといったことが起こりやすいのはそのためです。くよくよ思い悩むことが増えてきたら、心の調子を崩しそうなサインと受け取ってもよいのかもしれませんね。

早すぎる、ということはありません

どんな不調でもできるだけ早く症状に気づき、速やかにきちんとした治療を受けることができれば、悪化を防ぐことができ、回復も早く、軽症で済むことが多いといわれています。これは心の不調であっても同じことが言えるでしょう。
ご自分なりに様々な対処を行ったのにもかかわらず、上記のような項目について心配が減らない、なかなか改善しない、というような場合には、ぜひお早めにご相談ください。(O)

2022年4月12日  うつ、不安