世田谷区 下北沢駅徒歩1分の心療内科・精神科。うつ病、統合失調症、不安障害、認知症など心の専門クリニックです。

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無題

以下も 私の妄想であって確定した事実ではありません。
自由意志についての研究で有名なリベットの実験というものがあります。

結論から言えば、人間が何かの動作を決定するタイミングは行為そのものの約200ミリ秒前に生じる、そしてその300ミリ秒前に脳の準備電位、即ち意識に上らないニューロンの発火がみられると報告したのです。このことは即ち人間の自由意志の存在に大きな疑問をもたらしました。行為の決定はその主体者の無意識下で行われ、意識はそれに気づくことなくあたかもそこで行為が決定されたと感じ、その後行為が実行される。このことが事実ならば、そもそも人間に自由意志などないし、意識は無意識の決定を渡されるただの入れ物に過ぎない可能性があります。

もう一つ興味深い現象として 両眼視野闘争と呼ばれる一種の錯視体験があります。

これも素直にとらえれば、左右の異なる視覚情報は意識に提供される際に、無意識下で時間とともに揺らぎをもって決定されていくこと、それを意識ではコントロールできない事を意味します。見えるものは脳が再構成して選択して意識に提供しているのです。

皮膚上のウサギという現象があります。説明が難しいのですが、未来の知覚が過去の知覚に影響を与える現象です。それは人間の知覚が現実の時間より遅れて生じ、より過去の知覚は現実には過去ではあるがより未来の知覚に影響を受け続けることを意味します。これは知覚がやはり無意識下である処理をされ、未来との照合された上で意識に渡されることを意味しています。

無意識下ではあらゆる知覚、運動、身体感覚、それだけでなく恐らく自己、非自己の感覚についての膨大な情報を基に脳は未来を予測し続けているのだと思います。そして意識はその予測と現実の誤差を最小化し終わった後に渡される入れ物として機能しているのだと思います。それはまたその誤差がある閾値を超えたときに生じる様々な精神疾患の存在を示唆していると思います。

2019年8月27日